VITAL SPIRIT

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Chapter.4・・・・犯しやすいミス〜自らのミスでボートを壊すケース
Part.6 荒天時の走行

PART-6 荒天時の走行

大荒れの中での走行は間違いなくボートにダメージを与えます。
覚悟して走りましょう。

■可動部の固定はしっかりと
可動部分はしっかり固定しましょう。波の衝撃で予想外の動きをして破損する事があります。
*ストレージの蓋はきちんとロック
*バッテリーの固定
*エレクトリックモーターの固定
*漁探の固定(波に突っ込んで吹っ飛んだ方も居られますので最悪の状況では外してストレージに入れましょう。)

■ランチング(揚陸)・係留
 強風や波のある状況でのランディングは初心者には難しいものです。ランチングに失敗すると最悪はトレーラーに艇体がぶつかってハルが破損したりしますのでご注意ください。(多くのトレーラーの場合は少々ボートがトレーラーに対して斜めに進入しても、上手くランチングできるような設計になってますが、一部のトレーラーでは艇体に大きなキズが入るものもあります。)
 風や波のある状況での桟橋等への係留は強度のあるロープでしっかりと固定しましょう。いい加減なロープでいい加減に係留していると、自分のボートにキズを付けるばかりか、周りのボートを壊してしまう可能性も有ります。責任を持って係留しましょう。

 ランチングやボートで桟橋に接岸するのは、ちょっと練習すると直ぐに上手くなります。波や風のある状況で自分のボートがどんな動きをするか練習するには、いきなり本番のランチングや接岸で練習するより、広い湖上でマーカーを打ったり、何かのブイを目標に見立てて接近してみて、自分のボートが波や風をどのように受けると、どのような動きをするかを練習すると随分上達しますよ。上級者に同船して貰い、見本を見せてもらうのもおすすめです。

■ハル(ボートの底)のクラックに注意
 波の衝撃でボートのハルや艇体各部にクラックが入る場合があります。バスボートの走破性を過信してバンバン飛ばしていると、間違いなくボートにはダメージが積み重ねられていきます。最悪は大きなクラックが入り走行不能になりますので、ご注意ください。
どの程度の衝撃を受けると壊れるか・・・というのは誰にも解りませんし説明などできませんので、自己責任でお楽しみください。
 通称ヘアクラックと呼ばれる細い引っかきキズのようなクラックを見つけた場合は、その後の走行でクラックが伸びていないか、開いていないか等を気をつけながら走行しましょう。

■ギアの損傷に注意
 大きな波のある湖面を走行していると、一瞬ボートが空を飛んだように浮きます。その際、水中で回転していたプロペラが空気中に飛び出すと、今まで水の抵抗を受けていたプロペラがその抵抗から解放され、一気に回転が上がってしまいます。その軽負荷で高回転のプロペラが再度水中に入るときには非常に大きな衝撃がプロペラそのものや、プロペラを通じてギアに伝わります。そのような走行を繰り返し続けていると、プロペラのハブ(芯)が壊れたり、ギアが壊れたりする可能性があります。ギアが壊れていたりすると10万円〜20万円を越える修理代がかかりますのでご注意ください。

(破損したギアの一部)


2003.4.15 菱田・辻本